HAKO vs NEKO 始末記もう一回

も「………」
る「………」
も「……っ、」
る「！………」

も「………」
る「………」

も「………」
る「………」

も「………」
る「………」
ママ「……え、なにその、達人同士のすれ違い、みたいなのは…」

二人とも部屋から出て行ったので、他のゴミを片付けながらそうそう、
ティッシュボックスも捨てないとね、と振り返ると、なぜかこの状態。
噛まれた(笑)し、飽きたし、猫部屋で鳥観察をしていたはずの二人が
なぜか静かに対峙している不思議。
なんだろう？と見ていると…いや斬り合わないのかーい(笑)。
恐らくですが、先に来たのはるなで、ご飯を食べるかお水を飲むか、
はたまたママに甘えに来たかだと思うのです。
それに気付いたもねが、同じ理由か、またはなんとなくあとを追って
部屋に入ると…箱があった…。
猫ですからね。
恐らく恨み意外の記憶はそれほど長く続かないと思います。
しかも前半は楽しくお遊びをしたものだし、穴があったら覗きたい、
お手々を入れてかき混ぜたい、そんな本能に打ち勝つことも出来ず
「はこ！」となったのかも知れません。
で、振り向いたるなは既に箱への興味はないものの、もねの空気を
読んだところ…ははーん、箱を取ったら怒るなのよ、とでも思ったか
大きな体を細くして、すーっと通り過ぎていきました。
そしてもねは、るながいた場所をチェックしに。
別にそこでおやつを食べたなんてことないから(笑)。
るなはフリーズドライササミ、レバーミックス以外のものを食べないから、
実はおやつという制度がない子なのです。
故に臭いを嗅いだところで何ら楽しいこともなく、この後もねもまた静かに
猫部屋へと去って行きましたとさ。

猫って、見ているだけでいろいろなことを考えているのが分かります。
もちろん高度な思考は持ち合わせていないかも知れないけれど、
猫なりの考えで行動していることは分かるし、そこから気付くこともあるし、
学ぶこともあります。
体調の変化だって、こういう何気ない瞬間からくみ取れることもあるから、
ママは今日も娘たちを目で追います。
土日にもねのストルバイトが目視できるほどだったので、警戒はマックス。
ご機嫌で過ごしてもらうため、とにかく観察が大事です。