激闘★HAKO vs NEKO 4

る「…んっ…んっっ、………っ！！！」
ママ「なに、さっきからウルサイね」
る「っ、る、っっ。るーた、っ、んっっ、ぎゃっ！」
ママ「ぎゃあ？」

る「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
ママ「え、あっ！」
る「ななななななななな、なんな、なん、っみっ、みえなっ」
ママ「あーあー、お顔がはまっちゃったんじゃない」

る「どどどーなってるなのよっ！るーたんどぉなってしまっ、っ」
ママ「どうもこうも、取り敢えずこっち、ママのところに、」

る「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ」
ママ「あーあー、ムリだよ目が回るだけだから、ほらこっち」
る「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっ」

るなの大きなヘッドがティッシュの取り出し口にはまってしまえば、
振ったくらいでは物理的に外れるはずもなく目が回るだけです。
猫に貸し出すときは誤飲の危険を減らすため、必ずビニール部分は
全て取り外しておきますが、るなの頭ではそんなもののあるなしに
関係なく小さすぎる穴ですからね。
それにしてもいつもの箱なら頭がはまるほど突っ込むことはなくて、
こんなに外れないなんてことはなかったのですが…思い返してみると
このサイズの箱の貸し出しは初めてです。
もしかして猫の目でも、普段使いの倍はある厚みに「…いける」と
思えたのでしょうか。
どう考えても体が入るはずはないのに、こんな深追いをしたのだから
もしかしたらそうなのかも。
浅知恵と言うには、逆方向に賢いのかも知れない。
焦れば焦るほど外れないこの箱猫の戦い。一体どうなるっ！続く！