もるぅ～

ママ「ねえ、もね、もーたん」
も「…くーなのね…」
ママ「寝たふりいいから。ねえ、もやーっとしてるもーたんさん」
も「…や、では…ないなのね…」
ママ「でもピント合わなくて靄かかってるよ」
も「ぴん…？」
ママ「ピント。焦点が合わないってこと。暗いからかな…」
も「るーでは…なかったなのね…」
ママ「このカメラが使えなくなったら、え、あ、なに？るー？」
も「なんでもないなのね…」
ママ「？」
も「もやーで、いーなのね…」
ママ「？え、ちょ、なに面倒になってるの、簡単にママを諦めるなっ！」
も「くぅぅぅ…なのね…」

ママ「一体もねは何を言って、………ああ、…る、だわ」
る「……………すー…」

いました。
る。
一体何を言っているんだ？と思われていることでしょうが、えちゅママも
本気で「…ん？」となったのですよ。最初は。
昨日の写真を見てください。
もねが、眠いのに頭を上げたままで頑張ってる感じがするでしょ？
かわいいなぁ、一枚撮っておくかとカメラを手に電源を入れたのですが
なんだかどうにも薄暗い。照明は付いているもののベッド下の奥だから
光が届かずこうなることは当然として、高感度が魅力のカメラにしては
どうにも画質がよろしくない。
うーん…と唸りつつ液晶を見て、数枚撮って、またうーん…と、していると
ふと気付きました。
あれ？…なんっかモヤモヤしていると思っていた右側の霞み方は…
あれはまた別のものではないのだろうか…。
実は直前まで、るなが猫部屋で外を眺めていたのを見ていたからてっきり
そのまま向こうにいるのだと思い込んでいました。戻ってくる気配もなく、
トンネルにでも入っているのかな、くらいに思っていたそのるなが…
見失うはずもないほど大きな体が…ベッドに埋まっているとは思いもせず
気付いた瞬間さすがに「…おお…」と声を出してしまいました。
寝ていましたよ。
モヤモヤした、もる姉妹の、“る”の方が…(笑)。
るなには小さいベッドなのに、またうまくはまり込んだものです。
もちろん向こう側ではあんよが全て飛びだしているでしょうが、こちらから
見える状態ではカビが生えそろった豆大福みたいになっているでしょ。
いつの間にか冬毛が茂っていて、面白いやら感慨深いやら。
ちょっと笑えたし、なんだかほっこりしたわ～と思った次の瞬間。
…あのモコモコを綺麗に保つ労力に思いをはせ、ちょっと泣きたくもなる。
そんな秋の夜長のえちゅママでした。