寝たふり失敗

ママ「あー笑った笑った。でもいつまでも笑ってないで手を洗おう」
も「………」
ママ「…と、思ったけど…うーん…」
も「………まずいなのね」
ママ「………」
も「………」
ママ「………寝てる？」
も「ねね、しているなのね」
ママ「即答。なるほど。フラッシュ、」

ママ「オン」
も「………ぐー」
ママ「………」
も「…ぐーぐー…なのね…」
ママ「………なるほどパートⅡ。ならば、ズーム、」

ママ「アップ」
も「…おてて…きれいに…したなのね…」
ママ「ハイ、狸寝入り。自分の香りは自分も嗅ごう、執行」
も「………へび、でたなのね…」

うちの子たちはやぶから蛇をつつき出す名人です。
掃除機をかけるときは、先に声をかける(韻を踏んでみた)のですが、それでも
なぜか安全な方に走らず、掃除機を持つママの脇をすり抜け逃げようとします。
そのタイミングを計り、ドキドキした顔をしているのを見ると可愛いやら笑えるやら
猫だなぁと思いつつ仕方ないので別の部屋に行ったりします。
えちゅやなちゅはうまく躱していたけれど、もる姉妹はどんくさいのかな。
まあそこが可愛いのですが。
で、この姿。
すっかりママ好きになった証ですが、それでも尚もねのおぽんは貴重です。
なにせ消灯時間以外で触られるのはあまり好きではない我が儘もの。
ただ撫でるだけならまだしも、コームやスリッカーはお背中だって嫌がります。
長毛としてあるまじきことですが、常にくっついて鋤取り放題のるなとは大違い。
昨日もとっ捕まえてガリンゴリン(と言うほど乱雑に扱えない。もねだから)して、
どうにか取れる毛は引っこ抜きました。
これがまだまだ、梅雨明けまで続きます。
しょっちゅう毛玉を吐く子だし、負担を考えればママが梳き取るのが一番だから、
いやーんしないで頑張ってちょうだいね。まあいやーんも、本当にいやーんで
威力も何もないのですが(笑)。