やられた！

る「なんなのよ、おかしーなのよ」
ママ「何らおかしくないよ」
る「おかしーなのよ、るーたんたんてー、りゃくしてるーたん。くくんかくんなのよ」
ママ「略の意味(笑)。つかいつから探偵に？そして虫眼鏡で見るんじゃなく嗅ぐのか」

る「むむ。…むむむ、これ…なんなのよ…」
ママ「お手玉じゃない？二人がうちにくる時一緒にやってきた」
る「…むむむむむ……んむぅぅぅぅぅ～？」
ママ「なに」
る「んんー…………んっっっ」
ママ「？…、あっ」

る「べしっっっっ」
ママ「こら！何でそっちに落とすの！」
る「くさいなのよっ！あんなの、もーたんくさくさくさっこみたいなのよっ」
ママ「どさくさに紛れてもねを臭い子扱い…あーもう、取るの大変なんだからね」
る「いらないなのよ。あんなのは、あっちこっちへぽいなのよ」
ママ「そのあっちこっちから回収するのはママなんですがっ」

る「ほら、もぉみつからないなのよ。はー、るーたんいいはたらきをしたなのよー」
ママ「どこがだ。つか、おしっぽも！邪魔！！」
る「はぁぁぁぁぁぁ、るーたんだけ、おりこーさんなのよ～」
ママ「完全にワルだよ、“わるな”って改名するからね！」

実はもねを追って、追い詰めて、飛びかかって噛むつもりでした。
最近よくやるのです。
ヤキモチが酷くなり、ママがもねを呼ぶだけでジロジロ見てくるし、撫でようものなら
確実に襲いますよ。もちろん本気で怒りをぶつけるのではなくあくまでヤキモチ、
ずるい！という意思表示ですが、体格差がね…圧倒的ですからね。
で、るなを制してもねを気遣うとそれが悔しいと焦れるからどうにも始末に負えません。
だから撫でるのはるなが先、もねを触る時はるなに話しかけながらという手間をかけ、
日夜もねの平穏を保つのです。
まあ消灯してベッドに上がると、なぜかそこはママともねのテリトリーであり、るなが
全てを我慢しなければならないという決まりが、るなの中で、決まっているのだから
下界はるなのものなのです。

…ね？よく分からないでしょ。
もねが一番困っていますよ。そんなルール、るなが勝手に作って勝手に実行して、
勝手に規則違反だ！と怒られるのですから。
でもまあ何を言ったところでるな。
女の子なのにここまでママに執着するのだから、そこは尊重してあげたいです。
だからもーたん、消灯前はコッソリね。ママ、ちゃんと見てるからね。