イタズラか

も「かいかいかいかいかいかいかいかい」
ママ「あんなところでカイカイしてる…これは要観察だな」
も「かいかいかいかい…かいかい…かい…」
ママ「ほーら、スピードが落ちてきた」
も「かい……か……」

も「…………ふーむむ…」
ママ「やっぱり。怪しいと思った。もね」
も「………」
ママ「もね！」

も「…なんなのね」
ママ「その悪いお顔がすてべを白状してますが」
も「もーたん、なんにも、していないなのね」
ママ「そうだねまだしてないね」
も「…していないなのね」

も「こぉ」
ママ「なにが“こう”」
も「こぉ、おかおを、こぉ、くしくし」
ママ「ウソだね」

も「うそでは…くん…ないなのね…くくんか…」
ママ「嗅いでる？」
も「なんにも…くんくん…して…ふんふんくんくか…なのね…くくん」
ママ「興味を持つなと何度言ったらぁぁぁぁぁぁっ」

聞き分けるわけがない猫との戦い。
続く。

カラスじゃあるまいに、光るものに興味を持つな。
と言ったところでキラキラと光り、チラチラと動き、更に猫手にも手頃なサイズ感。
興味を持つなと言う方が無理のあるラインナップがいまここに！
と言うわけでここを通るたび、取り敢えずチェックを怠らない勤勉家もーたん。
ママがいるときは手を伸ばした段階でストップをかけますが、逆にいない時には
イタズラをしないから、これはもう分かっていてやっているとしか思えません。
特にるなは、えちゅの頭飾りにしている桜の造花を一つずつくわえて下に落とし、
自分が飛び降りて素早くゲットすると走って逃げます。
コラッと言われたらあとは“逃げる自分を追うママ”という遊びにシフトするから
桜などどうでもよくて、毛の付いたそれを回収する虚しさはママだけのものという。
でも拾い忘れるともねがホッケーを始めるため、数日後にタンスの下にあったりで
更によろしくない状態に。
故に二人とも、ここで立ち止まったら要注意。
それなら他に移せば？と思われるでしょう。だが断る。
だって真向かいにいて欲しいからね。と言うわけで不穏な動きのもね、観察継続！