いるようで、いらないようで

る「まったく、ゆだんもすきも、ないなのよ」
ママ「それ完全にブログ訪問者のコメント。終わったんじゃなかったの？」
る「るーたんのたたかいに、おわりはないなのよ」
ママ「なにその週刊マンガの最終回みたいなコメント」

る「うっがっ、こっち！」
ママ「ゲソみたい」

る「げそではないなのよっ！あーもうっママがよけいなことをゆーからっ」
ママ「何でもママの所為にしない」

る「ここっ、ここを、こぉ、こ、ん？……んん？」
ママ「なに」

る「ふ、に？…にに？ににににに？？？」
ママ「変な声出さないでよ。なに」

る「ぬに、に、んっ、んぎぎ？かっ、かかっ」
ママ「か、なに」
る「からまったなのよっっっっ」
ママ「ヘー、ソレハタイヘンデスネー」
る「んみーーーーーーーーーっ！」

る「ふう、とれたなの、あっ」
ママ「あ」

る「あーーーーーーーーーーっ」
ママ「…残像がうるさい」

る「ゆるさないなのよっ」
ママ「紐を？どういうこと？」

る「るーたんからにげにげで、ちいたんのところにいくつもりなのよっ」
ママ「紐が？」
る「こぉなったら、さいしゅうおーぎの、でばんなのよっ」
ママ「は？もう変なことしな、」

る「でんげん、おーーーーーーーーーーーーーーーーっふ！」
ママ「…彼女は、スイッチ操作を習得なさったのだった…」

本当に。
偶然とは言え、真ん中のあるスイッチボタンを操作しました。
一番弱い動きだったのに、そこで足踏みをしたら音が大きくなり同時に動きが激しく、
抵抗も強くなったことに気付いたのでしょう。このまま暫く勝手に操作をしていました。
オンオフは長押しですが、この巨体がジタバタすればそりゃあ反応しますよ。
だから見てください、このお尻尾。
ええ、尻尾ですよ。大興奮の狸尻尾。全国のボワッとファンの皆様、長毛の底力を
存分にご堪能ください。うう。
このおもちゃ、遊ばない、使わないからいつの間にか動かなくなったということの方が
多いのではと思っていたけれど、うちのは完全に使い潰すという道に進みそうですね。
高価とまでは行かないものの、ママの財力は下から数えた方が早いので、どうか1年、
いやあと半年は使えるよう、もう少し丁寧に扱ってください。
というママの声も、モーターの頑張る音に紛れる初冬の午後。
そろそろ電池も交換時かな…ははは…。