でったい、まめ

n2「……ぶちゅ…まったつ…ぶちゅぶちゅ…」
ママ「………」
n2「ぶちゅぶちゅ…ぶちゅ…まったつでちゅにゃ…ぶちゅ…」
ママ「…あのー、今日も今日とてこねこたん、なにをブツブツ言っているのかね？」
n2「………でちゅにゃ」
ママ「？なに、ママに言いたいことがあるならちゃんと言ってごらん」

n2「………でちゅにゃよ」
ママ「え？声が小さくて聞こえないよ」
n2「だかりゃ！でったい、にゃんでちゅにゃ」
ママ「絶対って、なにが絶対？」
n2「でったい、こなちゅは…でったいにゃんでちゅにゃ…ぶちゅ…」

ママ「うーん、埒が明かないなぁ」
n2「こなちゅは、でったい、ここ、にゃんでちゅにゃ」
ママ「…ここ？」

シンキング・ターーーーーーーーーーーーーーーーーイム！
チャッチャ　チャラーラ　チャッチャ　チャッチャッチャ
チャッチャ　チャラーラ　チャッチャ　チャッチャッチャ
チャッチャ　チャラーラ　チャッチャ　チャッチャッチャ　チャッチャチャ　チャッチャチャ

ウッ！！！！！

正解はーっ

ママの左は、「こねのもの」　、でしたーっ！

るながママの隣でウキウキしていたのを、テレビ前に置いた猫鍋から見ていたなちゅ。
相当悔しかったのでしょう。るなが下りた瞬間、すごい勢いでやってきて、立ち上がり
大きな声で呼び立てられ、おちり持ち上げ＆お膝抱っこをさせられました。
しかも横向き。絶対に譲らないという、決意溢れるキリリ顔。
なちゅにはなちゅの、変えられない、曲げられない意志がちゃんとあるのでした。
決してるなに優先権はあげてないですよ。
それは変わらず、なちゅのためにあるのだから、そんなに慌てなくても大丈夫。
とは言えウキウキの気配を振りまかれ、黙っていられるほど大人じゃないのこねこたん。
万年子猫のお怒り狸、我慢の限度枠は限りなく低いのです。
ママのお給料並みに！
そんなわけで最近、このありがたくない半端な座り方が増えてきました。
左にはまっている時は、ママの動きが制限されることなく不自由はないけれど、これだと
少し動けば“邪魔”と言われた気になるのか、なんとも悔しげな、納得のいかないお顔で
走り去ってしまうからさあ大変。
この向きに座られたら、気が済むまでの10分以上はこのままでいることが確定です。
今のところはその程度だからいいけれど、この先、本格的にくっつきたくなったら二人で
どう配分するのでしょう…。
ママは一人、お膝も一組。
ちゃんと自分たちで折り合いを付けて、喧嘩せずに過ごすんですよ！
…って、聞き入れたら世話ないですよね～。