開いて、閉じて

n2「ふぃぃぃぃぃ」
ママ「ん？あ、やっとこっちに来た。暑かったで、………」
n2「うぅぅ～、こっちや、ちゅじゅちー、おへや、でちゅにゃ」
ママ「……ズーム…」

ママ「アップ」
n2「？」
ママ「もうね、お決まりだけどね、なちゅをアップにすると大抵無言になるよね」
n2「にゃんの、おぱなち、でちゅにゃ」
ママ「なにもかにも、」
n2「かには、ぱえまてんでちゅにゃ」
ママ「誰がカニパーティーを開くと言った。ママも食べないし」
n2「みうくか、くいーむに、ちなたい」
ママ「…ははーん」
n2「にゃんでちゅにゃ」
ママ「どうせもらえないと思ってるね。ふふふ、そんなことしてると…」
n2「………またか」
ママ「もうすぐなちゅの…」

n2「こね、いーこ、でちゅにゃ」
ママ「えー？こねたん、いい子に出来てるかなぁ？だらしなくしてないかなぁ？」
n2「ちていまてんでちゅにゃ。いーこで、かーいーこねこたんでちゅにゃよ」
ママ「ふふふ。いい子で可愛い、短足のこねこたんだね」
n2「……たんとくでは、にゃんでちゅにゃ」

猫の手足がものすごく短く見える瞬間。
このとき、猫にはなにが起きているのでしょうか？
起きて歩いている姿を見ると、NFCとして短足さを感じることはありません。
が、こうして写真に撮ると、何がどうなったかえらい勢いで短く見えます。
毛の問題とも思えないし、どういうイリュージョンなのでしょうね。
因みになちゅ、いわゆる猫の“つま先立ちで歩く”普通の歩行は出来ません。
体重が増えてしまったこともありますが、前庭障害の後遺症で運動能力が激しく
低下してしまったことで歩き方も猫らしさを保つことが出来ません。
つまり、人で言うなら踵までを全て設置させて歩くのです。
老化もあるから仕方のないことと思うものの、その脇を華麗に走り抜ける二人を
見てしまうとね…やっぱり寂しくなるものです。
いろいろな数値で見れば問題なし！とはいえやっぱりハイシニアの、避けられぬ
衰えは確実に増えていく訳で…弱気になってる場合じゃない！
いまのなちゅを見て、いまのなちゅのためになることを、それだけを心がけ、
あと少しに迫ったお誕生日に臨みたいと思っております。
よし、なちゅ！
ママは今年もケーキという最大の難関を乗り越えたよ！あとはパティシエと、
配送会社の頑張りに期待しよう！
…だからそのためにも、もうすこーし、運動をしてみようか。
せめて階段の上り下り、2往復くらいは…ね？