もーたん、懐柔されかける

ママ「ほら、いつまでも怒ってる子にはこれ、…あげませんよ」
も「ん？んんん？」
ママ「これ、なーんだ」
も「んんんん？おいしーものなのね？」
ママ「未だかつてコームを食べたことのある猫に会ったことはないな」
も「？」
ママ「コーム。引っこ抜き、してあげません、よって、あら」

ママ「なにそのお顔」
も「…………」
ママ「おーい、もねー」
も「…そんなことだろーと、おもったなのね」
ママ「んー？なに、どしたー？」

も「どぉしたでは、ないなのね」
ママ「あらまあ、可愛いが台無しのぶちゃになってますが」
も「ぶちゃにしたのは、だれなのね」
ママ「コームだよ？ファーミネーターでも、スリッカでもないよ？」
も「ぜんぶいやなのねっ」
ママ「我が儘はいけませんなぁ。うり」
も「せーとーな、りゆー、なのね」
ママ「ちゃんと引っこ抜かないと、毛玉で苦しいのは自分でしょ。うりうり」
も「どっちも…いや…なのね…」
ママ「なんでさー。うりうり」
も「………………」

ママ「うりうり、うりうりうりうり、うーりう、」
も「ぺおっぺおっ、ふまっ、ぺおっ」
ママ「あ、それは“おこマックス落ち着け自分！攻撃3秒前ぺろぺろ”…では？」
も「ふまっふまっ、はふっ」

最近、もねが甘えん坊になりまして。
明け方が近い時間になると、ママのベッドにやってきて一緒に寝ます。足下にいるから
蹴らないようツタンカーメン睡眠を強いられるのは辛いですが、自らママに近付きたいと
思っているもねの心境の変化を邪魔するようなことは出来ません。
なので毎朝、腰が痛いなーと感じるのは致し方ない。目覚ましとともに起きて、頭で体で、
ママにすりすりしてくるもねを沢山撫でて構ってあげます。
…と、なると当然押し出しで拗ねる子がいますよね。
るなは目覚ましが鳴ると一気にベッドへ駆け上がり、ママの体にドーンとフライングしては
怒られていたのですが、当然、必ず先にもねがいるから所在なくウロウロとしています。
もちろん、もねを撫でたらるなも撫でるのですが、ほら…ママの、猫にかける愛情は
「るーたん9:もね1」がるなにとって正しい比率の子ですからね。
不満でしかないよね。
でももねがママに全身で甘えるのは朝だけなので、そこはるーたん、我慢しなさい。
多分、期間限定の甘えん坊だと思うからね。そこまでママに固執してないから。ね？
さて、これはそんなもねが、昼間だってママに構われ、お遊びをすることはあるのです！
というシーンに見えますが…明らかに不満げですねー。面白いようにムッとしてますねー。
この後どうするつもりなのか。もーたん、懐柔されるのか、怪獣化するのか。続く！