洗ったらこうも使う

る「むきーっ！」
ママ「なにやら雄叫び…女の子なのに。って、これ…」

る「むきゃっむきゃっ、むきゃきゃーっ！」
ママ「猿…の、体型ではないな。完全にあれだね、液体になるやつ」

る「がむっがむっ、むきゃっ、がむっ」
ママ「噛んで噛んで、叫んで、噛んで」

る「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ！」
ママ「そして溜めて……」

る「………」
ママ「あら？溜めたら吐き出す、じゃないの？」
る「…なんなのよ」
ママ「なにはこっちの台詞だよ。ねえ、それ、洗ったばかりなんですけど」
る「だからなんなのよ」
ママ「酔ってるの？」

暇そうだったので、マタタビ粉を舐めさせてあげました。
するとどうでしょう。
毛深い大虎のできあがりぃぃぃぃ～。

って、だからそれ、洗ったばかりでしてね…。
毛が着かないようカバー…と思っていたら、ママの思いを的確に把握したるなが
突進してきて掴みかかり、何やら叫びつつ抱えたり蹴っ飛ばしたりの大立ち回り。
楽しく遊んでいるならいいけれど、おもちゃは他にもあるじゃない！
でも猫は、捨てる、片付けるに敏感な生き物。
気配を感じすわ一大事と割り込んできたのでしょう。しかしだ。
るながこのベッドで寝ることは一度もなく、見向きもしないまま冬を終えたいま、なぜ。
これもなちゅへの対抗意識なのでしょうね。
洗ったのにぃぃ、とママにツンツクされていたなちゅを見ていましたから、これをこう、
イタズラすればママが来る！ママが構う！ママが見る！と。
分かりやすくママっ子のるな、本日も元気いっぱい、絶賛酔っ払い中！！
…付いた毛は、自分で取ってくださいよ…うう。