もってこい

ママ「ふ～ふふぅ～ん、お皿～ららら～綺麗にして～」
n2「………まま」
ママ「おやつを～、るる～、いれましょ～うぅぅぅぅ～」
n2「…まま」
ママ「今日の～、お～やつはぁ～、なーにーにぃぃぃ～」
n2「ままっ！」
ママ「しよう、え、あ、呼んだ？」
n2「たっちかりゃ、よんで、いまちゅでちゅにゃよ」
ママ「そりゃ失礼。で、なんですか」
n2「こっちへ、ちなたい、でちゅにゃ」
ママ「こっち？え、もう来てるじゃない」
n2「こっちぽ、でちゅにゃ！」
ママ「こっちこっちって…」

ママ「こっち？」
n2「……ん」
ママ「ん？」
n2「んっ」
ママ「ん、とは…お手々で、自分の前をとんとんしてますね」
n2「ん！！！」
ママ「あー…ああ、はい、あれね」
n2「あやく」
ママ「はいはい」

ママ「これね」
n2「かり、こりかり、ん、こり、ままは、もぐ、おといん、こりりん、でちゅにゃ、まぐもぐ」
ママ「だからさ、その食べ方、どうにかなりませんかね」
n2「あぐもぐ、ごあん、かりこりん、おいち、んぐ、おいちーん、ごくん、でちゅにゃ」
ママ「そりゃよかったね」

相変わらずの横着お食事タイムですが、ご覧の通り、要求も横柄でした。
こんなことをしていたら、そりゃお腹のお肉がブルドッグのほっぺたみたいになるよねー。
いま、歩いているところを後ろから見ると、本気で悲鳴があげられます。
普通の状態ならこれもう虐待だよというほど垂れ下がった皮…そしてお肉。猫なので、
皮であることは分かっていても、体重が示すようにお肉増量中なのも確かです。
とはいえ言うほど量は食べていないし、運動が難しいのも仕方のないこと。
ママに出来るのは極力動くよう仕向けることなのですが…これ…。
この場所にあるのは妹たちの食糧基地、そしてお食事処です。だから支度をすると
なちゅからも見えるし、いい匂いも漂います。だから熟睡していてもすぐ気が付いて、
自分にも持ってこい！と催促するのですが、せめて下りてきたらどうですかね！
もうね、ここで寝て、ここで食べて、ここで毛玉吐いて、ママはてんてこ舞いですよ。
けれどなちゅにとって、えちゅがいた頃からの絶対的完全テリトリー。
気が済んだらすぐに食器ごと手を引かないと、容赦ないパンチを飛ばしてくるほどなので
ママと言えど勝手は出来ないなちゅの陣地。
さて、今日の食事のあとはどうですかね？続きまーす。