おもちゃで遊びたい 4

n2「まったつ…こなちゅの、もちゃだと、いっていゆのに…」
ママ「なちゅだけの、ではないけどね」
n2「くん…くんか…ふむ…ふむふむ…」
ママ「何か匂う？」

n2「ここ…この、ここの…」
も「どこなのね」
る「もーたん、だまされてはだめなのよ。また“うが”なのよ」

n2「ここに…ふん。くんか。むっ、ここでちゅにゃ！」
も「どこなのねっ」
る「もーたん…」
も「ちいたん、そこ、なんなのね」
n2「ここでちゅにゃか。ここは…」
も「なんなのねっ」

n2「こなちゅの、くちゅろぎば、でちゅにゃ」
も「また…また、だまされたなのね」
る「だからゆったなのよ…」
n2「うぴぴ。あっちへいちなたい、でちゅにゃ」
る「ちいたんめ、るーたんが、ものもーす、なのよ」

もの申す。
申せますか、るな。
そこは次回に繰り越すとして、見てください、なちゅ。
この子は頭がいいので、見たものの結果を想像出来るところがあり、自分の行動に
先回りという優れた対応が可能でした。
老いて反応は鈍くなったとは言え、知恵回りが衰えるわけでなく、傘の周辺を回る
羽根の動きを数回目で追ったあと、この場所に落ち着きました。
つまり、追いかけ回さずともここにいれば必ず羽根は戻ってくると確信したのです。
ランダムに動くとは言え左右どちらかに回っているのですから、その上に乗っていれば
自分の体にぶつかります。そうすれば苦もなく羽根をつつけるわけで、一緒になって
走り回ることなどないのですね。

…って、それ、このおもちゃの意味ないから…。

でも実はこれ、ただの第一段階。なちゅは更なる発見をしてしまうのですがまた続く。
るながもの申すそうだし、ママは黙って見守りましょう。はてさて。