嫌がらせになるか、ならないか 2

ママ「うーん、やっぱり“ご機嫌うるわし”、とは思えないぶーちゃんですけど」
n2「むむ。ままは、たんとぽ、みえていにゃいんでちゅにゃ」
ママ「ちゃんと？なにが見えてないと」
n2「ちやを、ちよげゆことが、たいてつ、でちゅにゃ」
ママ「視野を広げる…確かに大切なことだけど…えー、なんだろ」
n2「もっとぽ、ちよげゆんでちゅにゃ」
ママ「もっと…」

n2「もっとぽ、でちゅにゃ」
ママ「え、もっと？こう？」
n2「よぉく、みなたい、でちゅにゃ」
ママ「うーん、よぉぉぉく、ねぇ…」
n2「よぉーくよぉーく、でちゅにゃ」
ママ「よーく…………あー…」
n2「みえみえ、でちゅにゃか」
ママ「もしかして…」

ママ「…これ…」
も「………」
n2「こなちゅは、べっとぽで、おねむり、ちたいんでちゅにゃ」

ママ「…もね…」
も「…んむむ…ねたふり、なのね…」
ママ「聞こえてるから」

なちゅがこのベッドに入ろうとすると、タッチの差で飛び込むようになりました。
もちろん毎回ではないけれど、なちゅがご飯を食べたあとや、猫部屋でお水を飲んで
戻ってきたときなどにやっていることが多いです。
とにかくなちゅの行く手を阻み、猫パンチで攻撃し、その場から別の場所に行かせて
そのあとを追うという、少々度の過ぎる行動も見かけるため、最近は叱られる率が
上がってきました。
とは言え本気度が測れないのも事実。
なちゅを追い詰め、追い払ってテリトリーを広げ女王になろうということでもないようで、
「こら！」と言われるとすぐやめるし、ママの顔色を窺いに自分から走り寄ることもあります。
もねはママに叱られたことなどないから、一度厳しく叱責してからより顕著になったし、
引き続き様子見ではあるのですが…頼むよもね。なちゅはこねこたんであると同時に
完璧なおばあちゃまなんだからね。
しかも、本来ママを取り合い、ヤキモチ焼きでウロウロしているのはるなの方。
春になれば猫たちの気持ちもザワザワするでしょう。
より一層、観察と警戒を続けます。