ながーい

る「うふ…うふふ」
ママ「なんだか楽しそうだね」
る「るーたん、たのしーなのよ。ママをひとりっこなのよ」
ママ「独り占め、ね。まあみんな三々五々って感じで、るなしかいないし」
る「るーたんてんかなのよ」
ママ「…完全に三日天下っぽいけど。にしてもさ、るなさんや」
る「なんなのよ」

ママ「長いね」
る「るーたん、ながくないなのよ。るーたんなのよ」
ママ「いつも思うけど、それ言いだしたら“世界全部”が“るーたん”じゃん」
る「るーたんはるーたんなのよ」
ママ「そんなこと言ってるんじゃなくて。いやほんと、長さはえちゅよりあるからね」
る「おぉたん、ながいくないなのよ？」
ママ「大きいおねえちゃまは大きかったけど、長さはあんまり感じなかったかな」
る「るーたんはこねこだから、まだいろいろわからないなのよ」
ママ「…それは危険な思考だ」

る「………」
ママ「なにそのお顔」
る「るーたん、きけんでは、ないなのよ」
ママ「いやいや、自分を子猫と言い出したら、それはもう狸様化の始まりだから」
る「るーたんはるーたんなのよ。たぬーではないなのよ」
ママ「激しくそうあって欲しいものです」

るなとなちゅは、ママに愛されたいという同じ思いをもっていますが、その度合いというか
方向性は全く異なるため、なにもしていないのに大事にされるなちゅを、二番手にされる
ばかりのるなは恨めしく思っているでしょう。
でもねぇ、こうしてママに「みてみて、さわって、なでなでして」なんてアピールをしてくるの、
うちではるなだけだからね。なちゅなんてママの左に来る時以外、触ろうとするとサッと
身を翻し、おちり振り立てながらドドドドっと走って行くからね。
間違いなく完全な猫だから。なちゅ。
NFCは犬っぽい、大らかで人懐こい、というのは確かですがだからといって全員がそうと
思ったらそれは大きな間違い。この種を迎えてみようかな、と思ったなら、少なくとも3名、
一緒に遊んで一番自分と相性のいい子を選ぶことを強くお勧めします。
甘えん坊というのは、言い換えれば依存心が強いと言うこと。
個性だからそこは否定せず、分かった上で自分がそれを嬉しいと思えるならるなのように
猛烈な甘ったれもいいものです。
いまうちにいる三名は、そう考えたら足して三で割ると1になるという、計算上は合っていて、
ちょっとまって何名いようが十人十色じゃね？という矛盾もはらむという(笑)。
いえいえ、ママにべったりは一人なら、そのひとりに集中できますからね！
…本人が気付いているかどうかは、まあ、別問題なのですが…とほほ。