ターゲットを替えろ！ 2

る「…ママ」
ママ「なに」
る「なにしてるなのよ」
も「おふとん、ぱふぱふなのね」
ママ「してないしてない。いいから、二人とも下りなさい。ママも行くから」
る「なんでなのよ」
も「なんでなのね」
ママ「なんでもいいから！ほら」

る「あやしいなのよ、そこ、なにかなにかなのよ」
も「あやしいなのね。なにかなにかなのね」
ママ「いーからっ！」

る「、っ、！」
も「、っっ！！」
ママ「こらっ、興味を持たない！」

る「っ、っっ、っっっ」
ママ「おちりを振り立てるな！もね、そこ退きなさい、るなが下りるから」
も「もーたんは、じっとみまもるこ、なのね」
ママ「さもいい子みたいに言うな。こら！」
る「なぁぁにぃぃぃを～～～～、」

る「してるなのよっっっっっ」
n2「ふぎゃっっっっ！！！」
ママ「…あー…」

なちゅをね。
下にいて、もねにちょっかい出されて怒っていたお怒り狸様を、ベッドにあげて布団の
かまくらに入れてあげて、しばしお楽しみくださいってナデナデしていたらね、その段階で
既に“寄るな触るなこねこたんが通る”だったので、ママも早々に手を引っ込めようと、
まさにその瞬間にね。
飛びかかってきた訳でしてね…。
なちゅはハンモックと布団の下に入るとより凶暴になります。布団を巻くってあげている、
その間はママが好き、かまくらねねん楽しみ、と可愛いお顔をしているのに、被せたら
もう一瞬にして般若です。本当に0.1秒にも満たない速さでギャオられます。ママですら。
と言うわけでこんな傍若無人、姿が見えていれば絶対にしないのでしょうが、るなには
ママを取られる不愉快さが勝るので、消えた途端その膨らみは獲物邪魔者狸もの。
お構いなしにロケット砲くらわっしゃい！なのです。はぁぁぁ。
もちろん下から応戦していますが、ママの羽毛布団だって一番安いヤツではない(笑)から、
深爪猫が突き上げたところで僅かにもそっ…と持ち上がる程度。怒りの度合いは決して
伝わらないのでした。
となればもう、あとはるな次第ですよ。
幸い直撃ではなく、なちゅのいる場所からずれたところに着地したため最終形態には
変化していません。だから今のうち、どうにか下りるよう仕向けないとね。
ほぉぉぉら、るーた～ん、こっちだよぉ～。つづくぅ～。