これ、なーに 2

る「なんなのよ」
も「けっきょく、なんだったなのね」
ママ「戻ってきた。るなが穴開けちゃったから、わっ！てならずに膨らみ始めてるよ」
も「わ、ってなったらこわいなのね」
ママ「…まあそういうご意見もある」
る「なんなのよっ」
ママ「うるさいな、わかったよもう出すから！」

ママ「はいっ、ベッドでした！」
る「なんなのよっっ！」
ママ「だからベッドだって。寝るときに使うでしょ」
る「ママのおぽんでいいなのよっ」
ママ「…そのために買ったの！今後お腹の上で寝るのは止めて、それを使うの！」

る「なんなのよ…ふんふん…なんなのよ…ふくんふくん」
ママ「やめなさい、繊維が鼻に入るから。それで寝るの！るなが！」
る「るーたん…るーたんは、こんな…こんな……」

る「こんなのいらないなのよーーーーーーーーーーーっ！」
ママ「わっ！どこ持っていくの！」

る「ポイ！なのよっ！！」
ママ「あーあ、隅っこに捨てられちゃった」

と、本当にイヤだったらしく、隅に運ばれ放置されてしまいました。
なんでだ！寝やすそうで、かつ可愛いのに！
仕方ないからもう一つも出して、一人さみしく撮影をしていたところ、戻ってきました。

る「むっ、まだあったなのよ」
ママ「あるよ、買ったばかりだし。ママ気に入ってるし」

る「はいなのよ」
ママ「…え？……へ？なに？」
る「しかたないから、かわりに、かしてあげるなのよ」
ママ「？どういうことでしょう…」
も「るーたんの、だいじなもちゃなのね。それかしてあげるから、ぽいしなさいなのね」
ママ「するかっ！くそう、見てなさいよ」

る「なにするなのよっっっ」
ママ「へへーんだ、じゃらし挟み込んでやったわ、取れないだろーやーいやーい」
る「るーたんの！るーたんのじゃらし！」
ママ「悔しかったら乗ってみたら～？」
る「ぜったいに、いやなのよっ！」

この後、本当にお手々だけが乗った位置でじゃらしを取り出し、走って行きました。
そんなに乗りたくないか…くそう、母の心子知らずだ！
しかしこれだけのもの、重みはないとは言えよくこの小さな顎で運べますよね。
さすがは肉食、獲物を引きずるくらい楽に出来ないと生きてはいけない本質を見ました。
って感心している場合か！
この後はそれきり、るなが近付くことはなく、寝心地に気付いたなちゅが愛用する日々。
せめてなちゅに「こっちもあるよ」と小さい方も提供しましたが、埋まってよし、顎乗せに
最適と判断したのは大きい方。見向きもされない小さい方は…ママの昼寝枕にでも
するかなぁ…ほんと、猫ものはトホホばかりの積み重ねなり(泣)。