なーつはすーぎー 2

ママ「やっぱり聞いてなかった、と」
n2「………」
ママ「なんといいますか、もうね、ママは怒る気にもならないよ」
n2「………」
ママ「あーだらしない、ほんっとだらしない。もう少しなんとかならないものかね」
n2「……でちゅにゃ……」
ママ「ん？あれ、起きてる？」

n2「おっき、ちてまちゅでちゅにゃ」
ママ「起きていてその格好！」
n2「ぴま、でちゅにゃ」
ママ「ヒマ？ヒマって言った？？」
n2「おぶもんで、ごあんぱえて、ぴま、でちゅにゃよ」
ママ「お水飲んでご飯食べてヒマ！少しは動けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！」
n2「はー、ぴまぴまでちゅにゃ～」

見てこれ。
もねが大好きなコロコロおもちゃをぶんどり、るなか好きな爪研ぎを足蹴にし、しかも
邪魔くさい位置で邪魔くさく転がる、これを猫と言わずなんと呼ぶのか。
…まあ猫だから、という切り返し一つで終了なんですがね。
正しく猫の、暇な日常そのものですよすみませんでした！
しかしまあ来る日も来る日も飽きもせず、よくぞこうグダグダ出来ますよね。
ううううう、羨ましくなんか、あり過ぎて泣いちゃうんだからねっ！
悔しいから猛烈おぽんもみもみをしてやりましたが、自分から求めていない限りは
構われるのが大嫌いという自分勝手こねこ。ものすごい勢いで怒りつつ、奥の
タワーハウスに駆け込んでいきました。
くそう。突いてやる。そして中から猫パンチ食らってやる。
二人が来てから確実に怒りっぽくなったのは仕方がありませんが、ママから触るのも
お断りされることが増えました。これはなちゅが自分で決めた“安全地帯”にいるのに
触られるのは断固許せないということのようで、ハウスやハンモックにいるときは
声をかけるだけがベストです。
そうは言っても目の周りを拭いたり、毛玉になりやすい部分を引っこ抜いたりという
日常的なお世話は必要ですからね。鳴こうが暴れようがパンチしようが噛み付こうが、
やると言ったらやるのです。
と言うわけでなちゅにとって、こ汚くあろうがどうだろうが、好き勝手に転がっているのが
第一でありママから近付くだけで威嚇をする、そんな日常となっております。
取り敢えずシャーフー言っておけばいいみたいな態度、許したりはしませんけどね！
イライラはさせられないけれど、これが刺激になって老いがない、というのも事実。
なちゅには不満でしょうが、そんなところで転がってる自分も悪いと諦めなさい。
だってこの状態でゴロゴロしていられたら、もねでなくとも近付くよ。
それがイヤなら、もう少し女の子らしくしてください。…ま、無理だろうけどね。