家宅捜索

る「んー…」
も「…んんー…」
ママ「おや？二人揃ってなにしてるの」

も「んんー…なのねー」
る「んむむ～？もーたん、あったなのよ？」
も「んー…」
る「あったなのよ？」
ママ「？あった、とは？」

る「もーたんがさがしてるなのよ」
ママ「探すって、なにを？」
る「もちゃ、なのよ？」
ママ「なぜに疑問形。え、おもちゃを探してるの？」
る「なのよ」
ママ「おもちゃ…そう、かなぁ？」

る「あったなのよ？」
も「むみー…」
る「こっち、ないなのよ」
も「んんんっ、んっ！」
る「あったなのよ？」
も「んーっ！」
ママ「なんか…違うんじゃない、の？」

ガタガタと聞こえる、なちゅのご飯コーナー。
食器やおやつ入れが置いてあるのですが、ここに子猫のものは一つもありません。
でもないからと言って、用がない、ということでもない訳で。
さて、ここで子猫の食生活をおさらいしましょう。
るなは好き嫌いがハッキリしており、現在はカリカリ2種とチキン、白身魚など
淡泊な味のウェットを食べていますが、もねは出したものは殆ど何でも食べます。
二人とも人間用には全く興味がなく、近付くことすらしませんが、子猫用のご飯は
それぞれの好みで提供しています。
で、登場するのがなちゅのご飯です。
準備中、食事中。もねにとってここは宝の山。どうしてなのか、自分には一つも
出してもらえない美味しいものがが揃っているのだから納得いきません。
そんなわけでこのシリーズに戻ります、が…もうお分かりですね(笑)？
分かったところで連載ですから、続きますけどね！
おーい、ふたりとも～、ママの質問にも答えてくださーい！