影法師

ママ「お、なちゅが寛いでる」
n2「………」
ママ「お爪研いだの？サッパリした？」
n2「…んむむむむ…」
ママ「？」
n2「…むむむむむ」
ママ「なんだか難しいお顔して…なにかあった？」
n2「よく…みなたい、でちゅにゃ…」
ママ「よく見る。ふむ。……ん？」
n2「こなちゅは、だんだん、おこって、ちたんでちゅにゃよ」
ママ「あー、そうね、腹は立つかもね。最近ずっとだもんね」
n2「ねねん、でちにゃいんでちゅにゃ」
ママ「じゃ、場所を変えてみてはどうでしょう」
n2「はど…」

n2「…こっち…」
ママ「そうね、外は見えないけどそこは攻撃を防げるし、いいと思うよ」
n2「こなちゅは、でったい、まけにゃいんでちゅにゃ」
ママ「うん、まあ喧嘩になったらまだ負けないね」

n2「ふう…」
ママ「どうですか？」
n2「こっち…みていゆんでちゅにゃけども…」
ママ「無視で」
も「むむ。あっち、」
ママ「もねは動かないっ」

この通り。
なちゅが行くところもねあり。
しかも親愛の行動ではなく明らかに追跡。動向を探り、常に監視。
恐らくそんな意識なのだと思います。
今のところ手を出す様子はないのですが、ではなんのために追跡するのか。
もねにとって子猫部屋は自分のテリトリーだから、最近そこに頻繁にやってくるなちゅが
不満なのかと思ったのですが…そうとも言い切れない。
遊んで欲しいわけでもないのは、子猫らしい誘いかけは一切しないことでも分かりますし
一応ママの監視を怠ることは出来なさそうです。
ま、なちゅが吠えてドドドドドッと押し寄せてくれば、子猫二人は逃げ惑うだけだし当分は
問題ないと思いますがね。
でも気付くとこの調子で向かい合うか、椅子の上にもねが丸くなり寝ている姿も見かけるし
都合よく解釈するならもねは仲良くし、たい…の、…か…も…………フェードアウト(笑)。
お互いに許せる距離感で、無理なく接してください。
そしてなちゅ。ガオガオうるさい(笑)。喧嘩する気がないなら静かにしてなさいね。