こねこパトロール 2

n2「ぶちゅ…ぶちゅぶちゅ…」
ママ「あらあら、また始まりましたよ、こねこブツブツ」
n2「あいちゅら…ままいち、でちゅにゃ…」
ママ「あいつじゃなくて、可愛い妹たちでしょ」
n2「かーいーのは、こなちゅでちゅにゃ」
ママ「それゃなちゅは可愛いけど、」

n2「んっ、んっんっ」
ママ「なに」
n2「んがっ！むががっ！」
ママ「こら、それ以上前に出たら落ちちゃうよ」

n2「むむむむむ、つおいのは、こなちゅ、にゃんでちゅにゃ」
ママ「うん、強い強い」
n2「つおいし、ちゅごいんでちゅにゃ」
ママ「はいはい。強くてすごい。で、見下されている子猫たちは、と…」

も「ぺおっぺおっ」
る「はー、ごはんおいちかったなのよ～」
ママ「…全く気付いてない、ね…」
も「おかわり、ほちいなのね～」

姉の心、妹知らず。
まあ世の中、大抵は人の心なんて分からないものです。はい。
しかしまあなちゅにとって、これは実に嬉しい光景です。下々の有象無象を
心ゆくまで見下せる。それはもう天下を取ったも同然ですからね。
で、こんなにえらそうにしていてもなお、鼻息で強さを示してきます。
猫のフンッフンッってほんと、可愛いですよね。
子猫たちはまだそういう思考を持つことがないため、蚊の飛ぶような甲高い
ニイィィィィという叫びでもどかしさを訴えるのみ。
ははは、あきらメロン！
ベッドの上はなちゅの最後の砦。ママの部屋が共用に近い状態なのだから、
そこで我慢してくださ～い。