なかよしまいと、なかママはずれ

も「あにゃ？………んー…ママ…では、ないなのね」
る「ママ…では、ないなのよ」
も「しろくて、おっちいなのね」
る「ぶーぶーいって、うっちゃいなのよ」
ママ「なに？二人してなんの、」

る「ママ、しー、なのよ」
ママ「え」
る「もーたんと、なかよしーちてるなのよ」
ママ「仲良しいいじゃない。ママも仲間に、」
る「ママ！」
ママ「はい」
る「しー、なのよ」
も「あ、ぶーぶーなの、いってしまったなのね」
る「わかったら、あっちいくなのよ」
ママ「仲間はずれ反対ぃぃぃぃ」

なにせ二人で過ごす時間ばかりが増えていく“なかよしまい”。
日中はいないママに太刀打ち出来る関係性ではないけれど、でもママが
帰ってきたら飛んでくるくらいに好きじゃない。頼ってくるじゃない！
とまあ、こんな感じで近寄っちゃダメタイムを醸し出されたりもしますが
二人が喧嘩もせずくっついているのが優先だし、我慢します。
うう、あの隙間に挟まりたい。
さてこのサッシからはそこそこ開けた視界が確保されていますが、しかし
見えるものと言えば通行人、散歩のワンコ、鳥と車が精々です。
しかも住宅地なので数も多くはなく、暇が潰せるほど楽しい場所とはなく
動きがあるのは貴重らしいですね。
だから真剣に見ているときに呼びかけても、無視されるか、こんな目で
ちらっと見られるのがオチ。明るいうちは自分たちで遊んでいて欲しいし、
ママがいなくても過ごせるならいいことですがね。
ふーんだ、夜になって、じゃらし遊びになったらママから離れないくせに！
ちゅ～るだって、持ってるのはママなんだからね！
…と、心の中で悪態をつく大人げないママです(笑)。