2023.03.18 (Sat)
長毛の威力 2023春 2

る「ふぁぁぁぁ」
ママ「ハイハイただいま。これでなんでもな~いだったら、」
る「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ママ「わーかったって。はい、近付い、」

ママ「…た…」
る「………」
ママ「………」
る「…ふぁ」
ママ「…完全に…シルエットが…え、るな?って言うか、ね…こ?」

る「るーたんなのよ」
ママ「る、な」
る「そして、ねこなのよ」
ママ「ねこ…」
る「るーたん、おそとがみたいなのよ。あけてなのよ」
ママ「外…見えてるじゃない。いや、いやいやそれより」
る「それよりなんなのよ」
ママ「うー…それ、殆ど全部…抜けるんだよね…」
る「ぬけじゃないなのよ。あけてなのよ」
ママ「網戸は開けませんうあああぁぁぁぁぁぁぁっっ」
何度でも言います。
長毛を、フワフワ~、かわいー、ゴージャスぅぅぅ~、などという
見た目だけで迎えることは絶対に止めてください。
まずここまでのボリュームになる子は多くはなく、特に女の子は
もねでもなかなかの形と評される体格が多いのです。
だから写真を見ただけで「こんな子が欲しい!」というのは早計で、
一般家庭で飼育されているNFCをたくさん見て、個性、性質や育て方、
どんな仔猫がどう成長するか、それらを自分なりにきちんと消化して
それから出会いを求めて欲しいです。
これから梅雨明けくらいまでの時間をかけ、この毛がほぼ抜けます。
我が家はえちゅに続き、二人目の本気の長毛種です。
時々ぼやく“家に毛が生えた”も、イヤというほど知った上でなお、
NFCという猫種の魅力に全ての困難を引き受けても迎えたい!という
強い気持ちを感じた上で選び、育てています。
猫ですから、サイズに関係なく孤高、ツンデレ、勝手気ままという
性質の根本は毛の長さにかかわらず同じようなものです。
単純に“猫が飼ってみたい”ということなら長毛を選ぶリスクは
高いだけだと言うことを念頭に置いてください。
毛が長い理由は寒冷地の生き物だということ、適応のため体格は
当然大型になるということ。
犬で考えれば分かりやすいですが、和猫に比べ大型の寿命は短く、
近年の長寿化を考慮しても20年を軽々しく願うことは難しいです。
NFCでなければならない、という理由に至るにはそれなりの時間も
かかるはずのことなのです。
えらそうに、上から、と思われても構いません。
命への責任を軽んじるなら、面倒臭い種だと思われた方がいい。
迎えてから、思っていたのと違うなどという話にならない言い訳を
聞くくらいなら、NFCの印象が落ちる方がずっとマシですから。
今年もまた、外で生きることを強いられる多くの仔猫が生まれます。
毛の長い仔も、きっと去年より増えるのでしょう。
日本にはいなかったはずの長毛、ブルーもそうですが、淡い毛色が
増えていることの意味も考えて欲しい。
金銭で命を得るのは、好き勝手にしていいという免罪符にはなりません。
全ての命が健康に、安全に、愛情を感じて生きていけますように。
生まれることは、生きること。
人の手で生かしていく、その責任を果たしましょう!
…そしてえちゅママは二人の換毛期と戦いましょう。うあーっ!
テーマ : ノルウェージャンフォレストキャット ジャンル : ペット




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